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DeFiとは?分散型金融時代とイールドファーミングについて

皆さんは『DeFi』という言葉を聞いたことはありますか?

2020年、暗号通貨の業界で最も注目されたキーワードだと言えるでしょう。

2008年にビットコインの出現と共にブロックチェーンという技術が広がり、様々なコインが世に現れました。

そして現在、暗号通貨の世界の進化のスピードは目まぐるしく、どんどん新たな仕組みが作られ、早く情報を入手できないと時代遅れになってしまいます。

もうご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、今回は、暗号通貨界の流行である『DeFi』について、分かりやすく解説したいと思います。

 

 

『DeFi』とは?

DeFi』とは、『decentralized finance』の略称で、訳すと『分散型金融』となります。

DeFiは、ブロックチェーンのネットワーク上に構築される金融サービスやエコシステムのことで、こちらの記事で紹介したブロックチェーンの技術をさらに進化させたものと言えます。

今までの中央集権型のシステムを必要とすることなく、個人同士のスマートコントラクトを繋ぎ合わせて、非中央集権的に取引情報やサービスを管理することです。

それに対して、中央集権型の金融(金融機関や取引所の中で通貨を取り扱いすること)をCeFiと言います。

DeFiは主に、イーサリアムのスマートチェーンをベースにしており、後述するように、非常に高い収益性を持っています。

DeFiの仕組みとサービスについて

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従来の暗号資産取引は、基本的に中央管理者のデータベースに記録され、ブロックチェーンで操作されるのは通貨の送金だけでした。

それに対して、DeFiでは全てがブロックチェーンで管理される為、全ての取引が公開されており、取引の実行や記録は全てブロックチェーン上で人の手を介さずに行われる為、誰でもその記録を閲覧することができ、透明性の高い取引が可能となります。

また、DeFiでは、取引所を介する必要ない為、これまでの中央集権型の金融に比べ、送金や入出金のスピードを上げることができ、手数料も抑えることが可能になります。

このように、DeFiを利用して仲介業者を排除することは、あらゆる部分でコスト削減につながり、大きなメリットとなります。

現時点でのDeFiサービスは、後述する中央管理者のいない分散型取引所(DEX)と、レンディング(仮想通貨を第三者に貸し出して利息を得ること)が存在します。

DeFi銘柄とDEXについて

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こちらはcoingeckoの3/29現在の時価総額ランキングですが、DeFi銘柄のUniSwap(ユニスワップ)は、時価総額ランキングにおいて8位まで上がってきました。

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ちなみに、UniSwapはDeFiランキングではトップで、このUniSwap以外に、PancakeSwapSushiSwapといった所は、比較的有名なので耳にしたことのある方もいると思います。

これらは、DEX(分散型取引所)と言われる非中央集権型の取引所であり、取引所でありながら、取引所に資産や秘密鍵を預けることなく、個人間でウォレットを通じて取引します。

ちなみに、普段ほとんどの方が使用している中央集権型の取引所はCEXと言います。

DEXでは、中央管理者が存在しない為、従来の取引所では必要だったKYC(身分証や住所等の証明書)の提出が不要で、資産も個人ユーザーが個人のウォレットで管理することになります。

なぜ、今このようにDeFiが人気なのかというと、次で紹介する『イールドファーミング』というワードがポイントになってきます。

イールドファーミング

イールドファーミングとは?

DeFiでは、レンディングやDEX(分散型取引所)に、資産を貸し出す、または、Liquidity(流動性)を提供することで利回りを得ることができる、『イールドファーミング』という運用モデルが存在します。イールドは”利回り”のことで、ファーミングは”農業”を意味します。

主に、イーサリアムやERC20トークン等の暗号通貨を預けておくことで、利回りを得ることができます。預ける通貨は1種類ではなく、2種類の通貨ペアで預けなければいけません。

そして、利用者はただ通貨を預けておくだけで利回りが貰えるのですが、この利回りが、預ける通貨ペアによっては年利が数百%~数千%というものが存在します。

バイナンスコイン(BNB)の価格が一気に上昇したのも、このイールドファーミングが大きく関係しています。

収益性

イールドファーミングによって分配される手数料はトークンとして分配され、それらが絶大な人気を誇った為、トークンの価格は短期間で何十倍も上昇しました。また、それらのトークンも再度預けることができる為、『資金を預ける→利回りをトークンで受け取る→トークンとコインを預ける→利回りをさらにトークンで受け取る』というようにサイクルし、トークンの価格は一気に上昇しました。

これにより、DeFi銘柄の価格上昇による売買差益と、イールドファーミングの利回りによって、非常に高い収益を得ることができます。

イールドファーミングの危険性

預ける通貨の相場の変動の影響を受けるので、預けている間に大きく価格が下落する可能性があります。これは、ステーブルコインの通貨ペアを選ぶことでリスクを減らすことは可能です。

利回りの年間利率は高くても、預けているコインの価格が大きく下落してしまうと、結果的には損をしてしまう可能性もあります。

まとめ

2020年、DeFiが流行し始めてから、暗号通貨の時価総額ランキングには様々な変化があり、上記のようにUniSwapを始め、DeFi銘柄の注目度もかなり上がってきました。

これからは、利回りを貰う為にコインを預ける必要があるので、コインを売る人が全体的に少なくなっていく傾向にあるのではないでしょうか。

そうなると、供給量が減り、自然とコインの価格も上昇していきます。

暗号通貨全体の市場は、現在180兆円ほどありますが、DeFiの市場はその5%ほどしかありません。

ですが、これだけ流行しており、これからどんどん周知されていけば、DeFiの市場はあっという間に大きくなります。これからもDeFiから目が離せません!

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

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